Synthesizer V Studio 1.7.1正式版をリリースしました
Synthesizer V Studio は1.7.0から1.7.1へのアップデートにより、インストールされている複数の歌声データベースのバージョンを歌声パネル内のセレクターから切り替えられるようになりました。この機能の詳細については、ベータ版のリリースノートを参照してください。
また、1.7.1では、さらに多数のバグフィックスとソフトウェアの安定性の大幅な向上を実現しました。特に、歌声データベースのバージョンを指定せずに使用した場合のパフォーマンス低下など、ベータ版リリース時にユーザーから報告されたいくつかの問題を修正しています。
詳しいリリースノートの以下をご覧ください。
Synthesizer V Studio 1.7.1 (2022年9月30日)
新機能
歌声データベース:複数バージョンの歌声データベースの保持に対応、歌声パネルにバージョン選択機能を追加
機能強化
その他:歌声データベースのインストーラーを、既に起動しているSynthesizer V Studioで開くようにしました。
動作変更
歌声パネル: トラック/グループの言語が設定されておらず、言語の検出に失敗した場合は、データベースのデフォルト言語を使用するように変更。
その他: ソフトウェア改良のための計測データを収集する機能を追加。初期起動時および設定パネルで、機能の有効・無効をきりかえることができます。
バグ修正
AIリテイク:リテイクを繰り返し行う際にクラッシュする不具合を修正。
AIリテイク:ノートグループのリテイク時に、ノートの表示位置が変わる不具合を修正。
エンジン: Apple シリコン搭載のMacにおいて、第三世代より前のAI歌声データベースを読み込む際にクラッシュする不具合を修正
エンジン: いくつかの過去バージョンのAI歌声データベースでエンジンサンプリング周波数を96000 Hzに設定した際にクラッシュする不具合を修正。(1.7.1b1から変更)
ライブレンダリング:再生中にフリーズする不具合を修正。
ライブレンダリング:x86/x64プラットフォームにて新しく読み込んだ歌声データベースでレンダリングをするとランダムにクラッシュする不具合を修正。
ファイル:macOSでのダブルクリックによるファイルの関連付けが動作しない不具合を修正。
ファイル: MP3ファイルをドラッグ&ドロップした際に、変換ダイアログが表示されない問題を修正。(1.7.1b1から変更)
その他: 自動回復のダイアログによって歌声データベースインストーラーウィンドウが背面に隠れてしまう不具合を修正。
歌声パネル: 起動時に、プロジェクトが読み込まれた際に、誤った歌声データベースの情報が表示される不具合を修正。
ピアノロール: 音素編集時のキーボードフォーカスの順番を修正。
パラメータパネル: 歌声データベースのバージョンが未指定の時に、パラメータの描画が遅れる不具合を修正。(1.7.1b1から変更)
パラメータパネル: トラックを切り替える際に、パラメータの制御点が必ず表示されてしまう不具合を修正。(1.7.1b1から変更)
その他: バージョン未指定の歌声データベースを使用している時に、メモリ使用量が上昇する不具合を修正。(1.7.1b1から変更)
その他: macOS上でCommand + Qで終了したときに設定が保存されない不具合を修正。
その他: サウンドデバイスが見つからない場合、起動時にクラッシュする不具合を修正。