Synthesizer V Studio 1.11.2b2 アップデート
本日、Synthesizer V Studio 1.11.2b2のアップデートをリリースしました。
今回のアップデートは1.11.2b1に続く2度目のベータ版です。
本バージョンから、DAWソフトウェア「Pro Tools」におけるAAXプラグインに対応いたします。
Pro Tools上でSynthesizer V Studioをプラグインとして起動できるようになりました。
その他、前回のアップデート及びバージョン1.11.0発表以降にユーザーの皆様から寄せられた不具合を修正いたしました。
AAXプラグインについて
Synthesizer V Studio AAXプラグインは、VST3/AU版のインストゥルメントプラグインと同じ機能が搭載されています。
Pro ToolsからSynthesizer V Studioへの同期再生が可能です。
※ ARAの規格を必要とする機能や、前回のアップデートから試験的に搭載しておりますDAWソフトウェア「FL Studio」でお使いいただける双方のソフトフェア間での同時再生、テンポの同期などは現在のところサポートされていません。
新機能へのアクセス方法
Synthesizer V Studio 1.11.2b2 について
1.11.2b2 はベータ版です。ベータ版では、Synthesizer V Studioに実装予定の新機能をいち早くご試用いただくことができます。本バージョンのご利用を開始する前に、以下の点についてご理解ください。
- 本バージョンは開発途中であることをご理解の上ご利用ください。
- 本バージョンは環境などにより正しく機能しない可能性があります。
- 本プログラムのご利用に際し、予期せぬ不具合が発生する可能性がありますので予めご了承ください。
Synthesizer V Studio 1.11.2b2 はこちらからダウンロードできます。
詳しいリリースノートは以下をご覧ください。
Synthesizer V Studio 1.11.2b2 (2024年7月11日)
新機能
- プラグイン:FL Studio 2024.1以降において、テンポと再生位置がホストとプラグイン間で同期するようになりました。(Pro版・VSTプラグインのみ)
- プラグイン:Pro Toolsで使用できるAAXプラグインに対応しました。(Pro版のみ)(1.11.2b1から変更)
機能強化
- 歌詞入力:スペイン語の音素変換を改善しました。(1.11.2b1から変更)
動作変更
- プラグイン:macOS Sonoma 14.2以降のLogic Proにおいて、プラグインのウィンドウサイズの変更ができる仕様に戻しました。
macOSでは以前より、ウィンドウサイズを変更後にショートカットキーがプラグイン上で機能しなくなる問題があったため、一時的にウィンドウサイズの変更を無効にしていました。macOS Sonomaにおいてこの問題が修正されたことを確認したため、再度この機能を有効化しました。
修正
- Synthesizer V エンジン:Apple Silicon環境において、standard版歌声データベースを読み込むとクラッシュする不具合を修正しました。
- トラック:トラックをまたいでノートグループを複数選択することができない不具合を修正しました。
- GUI:トラックエリアを閉じた状態でプログラムを終了すると、次に起動した際にトラックエリアを開くことができない不具合を修正しました。
- ライセンスとアップデートパネル:アップデートをダウンロード中にキャンセルすると、「アップデート中…」のまま表示が止まってしまう不具合を修正しました。
- パラメータパネル:制御点がない状態で直線ツールを使用すると、引いた線の色が暗く見づらくなる不具合を修正しました。
- 再生:テンポを変更するとリピート再生の範囲がずれる不具合を修正しました。(1.11.2b1から変更)
- プラグイン:ARA Bridge LinkとFL Studio Linkの状態がプロジェクトに保存されておらず、ARA Bridge Link/FL Studio Linkがオフの状態で終了したプロジェクトを再度開くと手動で設定していたテンポがホストのテンポで上書きされる不具合を修正しました。(1.11.2b1から変更)
- プラグイン:Logic Proにおいて、ARAプラグインをセットアップしていないプロジェクトでARA Bridge Linkが点灯していた不具合を修正しました。(1.11.2b1から変更)
- プラグイン:ARAプラグインを誤ってインストゥルメントのプラグインとしてインサートしたとき、クラッシュすることがあった不具合を修正しました。(1.11.2b1から変更)