Synthesizer V Studio 1.11.2 正式版アップデート
本日、「Synthesizer V Studio 1.11.2」の正式版をリリースしました。今回のアップデートは、2024年6月以降に発表したベータ版の正式版となります。
本バージョンでは、ベータ版発表時に試験的に導入しておりました、DAWソフトフェア「FL Studio」でのSynthesizer V Studio プラグインにおける新機能を搭載いたしました。双方のソフトフェア間での同時再生、テンポの同期が行えるようになり、よりシームレスに使用できるようになりました。
また、DAWソフトウェア「Pro Tools」におけるAAXプラグインにも対応いたしました。
Pro Tools上で、Synthesizer V Studioをプラグインとして起動できるようになりました。
その他、ベータ版発表後ユーザーの皆様から寄せられた不具合を修正いたしました。
本バージョンは、エディタのみのアップデートです。歌声データベースをアップデートする必要はございません。
Synthesizer V Studio 1.11.2へのアップデートは、Synthesizer V Studioのライセンスとアップデートより行なってください。
詳しいリリースノートは以下をご覧ください。
Synthesizer V Studio 1.11.2 (2024年9月12日)
新機能
- プラグイン:FL Studio 2024.1以降において、テンポと再生位置がホストとプラグイン間で同期するようになりました。(Pro版・VSTプラグインのみ)
- プラグイン:Pro Toolsで使用できるAAXプラグインに対応しました。(Pro版のみ)(1.11.2b1から変更)
機能強化
- 歌詞入力:スペイン語の音素変換を改善しました。(1.11.2b1から変更)
動作変更
- プラグイン:macOS Sonoma 14.2以降のLogic Proにおいて、プラグインのウィンドウサイズの変更ができる仕様に戻しました。
macOSでは以前より、ウィンドウサイズを変更後にショートカットキーがプラグイン上で機能しなくなる問題があったため、一時的にウィンドウサイズの変更を無効にしていました。macOS Sonomaにおいてこの問題が修正されたことを確認したため、再度この機能を有効化しました。 - パラメータパネル:ビブラートエンベロープの制御点が、0ではなく1にスナップするようになりました。(1.11.2b2から変更)
修正
- Synthesizer V エンジン:Apple Silicon環境において、standard版歌声データベースを読み込むとクラッシュする不具合を修正しました。
トラック:トラックをまたいでノートグループを複数選択することができない不具合を修正しました。 - GUI:トラックエリアを閉じた状態でプログラムを終了すると、次に起動した際にトラックエリアを開くことができない不具合を修正しました。
- ライセンスとアップデートパネル:アップデートをダウンロード中にキャンセルすると、「アップデート中…」のまま表示が止まってしまう不具合を修正しました。
- パラメータパネル:制御点がない状態で直線ツールを使用すると、引いた線の色が暗く見づらくなる不具合を修正しました。
- 再生:テンポを変更するとリピート再生の範囲がずれる不具合を修正しました。(1.11.2b1から変更)
- プラグイン:ARA Bridge LinkとFL Studio Linkの状態がプロジェクトに保存されておらず、ARA Bridge Link/FL Studio Linkがオフの状態で終了したプロジェクトを再度開くと手動で設定していたテンポがホストのテンポで上書きされる不具合を修正しました。(1.11.2b1から変更)
- プラグイン:Logic Proにおいて、ARAプラグインをセットアップしていないプロジェクトでARA Bridge Linkが点灯していた不具合を修正しました。(1.11.2b1から変更)
- プラグイン:ARAプラグインを誤ってインストゥルメントのプラグインとしてインサートしたとき、クラッシュすることがあった不具合を修正しました。(1.11.2b1から変更)
- 再生:ループ開始マーカーを左端にドラッグし続けるとループ範囲がおかしくなる不具合を修正しました。(1.11.2b2から変更)
- プラグイン:バウンス時にオーディオトラックのミュート状態が反映されない不具合を修正しました。(1.11.2b2から変更)
- GUI:Windowsにおいて、メニュー内のショートカットの表記のフォントに問題があったのを修正しました。(1.11.2b2から変更)