Synthesizer V Studio 1.11.2b1 アップデート
本日、Synthesizer V Studio 1.11.2b1のアップデートをリリースしました。
今回のアップデート(ベータ版)では、バージョン1.11.0発表以降にユーザーの皆様から寄せられた不具合を修正いたしました。
また、DAWソフトフェア「FL Studio」でのSynthesizer V Studio プラグインにおける新機能を実験的に搭載いたしました。双方のソフトフェア間での同時再生、テンポの同期が行えるようになり、よりシームレスに使用できるようになりました。
FL Studioはベルギーに拠点を置くImage-Line社のDAWソフトウェアであり、本機能はImage-Line社との共同開発によって実現しました。
本機能をご試用いただくには、FL Studioバージョン2024.1、Synthesizer V Studio Proバージョン1.11.2b1にそれぞれアップデートしてください。
インストール後、Synthesizer V Studio プラグインをインサートすると画面の右上に「FL Studio Link」ボタンが表示され、新機能をお試しいただけます。
* FL Studio Link機能はVST3プラグインでのみ使用可能です。AudioUnitは現在サポートされていません。
新機能へのアクセス方法
Synthesizer V Studio 1.11.2b1 について
1.11.2b1 はベータ版です。ベータ版では、Synthesizer V Studioに実装予定の新機能をいち早くご試用いただくことができます。
本バージョンのご利用を開始する前に、以下の点についてご理解ください。
- 本バージョンは開発途中であることをご理解の上ご利用ください。
- 本バージョンは環境などにより正しく機能しない可能性があります。
- 本プログラムのご利用に際し、予期せぬ不具合が発生する可能性がありますので予めご了承ください。
Synthesizer V Studio 1.11.2b1 はこちらからダウンロードできます。
詳しいリリースノートは以下をご覧ください。
Synthesizer V Studio 1.11.2b1 (2024年6月24日)
新機能
- プラグイン:FL Studio 2024.1以降において、テンポと再生位置がホストとプラグイン間で同期するようになりました。(Pro版・VSTプラグインのみ)
動作変更
- プラグイン:macOS Sonoma 14.2以降のLogic Proにおいて、プラグインのウィンドウサイズの変更ができる仕様に戻しました。
*macOSでは以前より、ウィンドウサイズを変更後にショートカットキーがプラグイン上で機能しなくなる問題があったため、一時的にウィンドウサイズの変更を無効にしていました。macOS Sonomaにおいてこの問題が修正されたことを確認したため、再度この機能を有効化しました。
修正
- Synthesizer V エンジン:Apple Silicon環境において、Standard版歌声データベースを読み込むとクラッシュする不具合を修正しました。
- トラック:トラックをまたいでノートグループを複数選択することができない不具合を修正しました。
- GUI:トラックエリアを閉じた状態でプログラムを終了すると、次に起動した際にトラックエリアを開くことができない不具合を修正しました。
- ライセンスとアップデートパネル:アップデートをダウンロード中にキャンセルすると、「アップデート中…」のまま表示が止まってしまう不具合を修正しました。
- パラメータパネル:制御点がない状態で直線ツールを使用すると、引いた線の色が暗く見づらくなる不具合を修正しました。